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手術のこと、入院のこと② [思い出]

手術が終わって病室に戻っても鼻には酸素のチューブが入っており、点滴は両腕についているし、導尿用のカテテールは入っている、足には体液を逃がすためのチューブが4本刺さっている、それからしばらくは寝返りさえ打てない日々が続いた。当時の手術用点滴はとても太くて血管を切って入れるうえ布テープで留めているので痛い、20日以上続いたので今も手にあとが幾つか残っている。足の管も10日やそこらで抜けると思ったら20日以上かかった、植皮した部分は体液が漏れるしと取った部分が痒いし掻いてはいけないので結構つらかった。カテーテルは10日ほどでとれたが最初の尿の時に血尿が出てすごく痛かった。食事は手術後2日目からで最初の食事は重湯とすりおろしリンゴだった。しかし、ベットの上がすべての世界となると当然どこへも行けない、しかも全身にいろいろなものがくっついているから風呂もシャワーも入れない。4日目くらいから清拭が始まったが自分で何もできないので看護師の思うがままにやってもらった。顔も洗えない、髪は洗えないので汗と油でどろどろ、一か月ほどしてやっと洗髪車で洗ってもらったが気持ちよかったこと。この状態があと3か月続いた。最初痛くてナースコールばっかりしていた、そのうちちょっとは我慢しなきゃと思い遠慮した。痛み止めよりどちらかというと睡眠導入剤が多かったと思う。勉強くらいしておこうと教科書は持ってきてもらったが、結局痛いのとベッドの上で態勢的に難しくてあまりやれなかった。
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