内視鏡 [弱音]
内視鏡は嫌だね、だいたいが気持ち悪い。しかも痛くはないが細胞取られるときわかる。最悪はカメラ映像を見せてくれることいちいち説明してくれなくてもいい。食道のバレット化が進んでいるものだから確かに通常の食道部分と色が違う、おっとあった裂孔ヘルニア、ここが潰瘍になっているのか、完全に穴が開いているわけではないようだ。食い物がだだもれかと思ったらこの程度か、胃の内部には出血瘢痕ができている、ただ大出血するようなものではないようだ。ポリープをちょっと取ったようだ、さて結果はどうなるんだろう?
人を不幸にすることはいやだ [世捨て人]
人の悲しむ顔や辛いことが楽しいそういう人が本当にいるらしいけれど、私は誰かを笑わせたり、ほっとさせたり、そんなこと方が自分も救われてうれしい。ちょっとした言動にも気を付けてひととかかわりを持ちながらも生きようとしている。循環性気質だとかラピッドサイクラーかもしれないけれど、それはどこかに押し込めて、少しでも他人が喜ぶことを考えている。それは、根っからの善人ではなく、本当は誰にでも好かれたい、嫌われたくないその一心だとわかっている。けれども、結果として善人の面をして善人のここを持てばいいじゃないか。恨みや妬みや嫉みを溶かせるほどの愛されたい願望は自分に正直に生きて裏切り、恨み、妬みする輩よりよっぽどいいと自分で思う。
逆流性食道炎 [世捨て人]
ずっと苦しかった逆流性食道炎がとうとう穴が開いてしまった。癌ではないと自分では言っているが確かに癌ではなさそうだ、ただ癌化している部分もあるような。まさか腹膜炎かもしれないとは情けない。食ったものや飲んだものが漏れているのだからそりゃ痛い。10年位前からバレットと穿孔ヘルニアありで薬を飲んでいたが悪化するばかり。こいつが癌になることもあるが非常に低い確率らしい、ピロリがいると別だが、私にはピロリがいない。とにかく今回は穴を塞がなきゃいけない、ちょっくらまた病院へ行こうかな。
早稲田のこと [思い出]
不思議なもので大学の校歌など誰が覚えているだろうか。だが、早稲田出身者はいくつになっても都の西北が歌える、それも3番まで。愛校精神と言えばそれまでだがみんな好きでこの大学に来たんだなと思う。もちろん、国立大学を落ちてきたものもたくさんいる。私もそうだが、それでも入ったら好きになる。校歌だけでなく、応援歌も覚えている、野球の早慶戦やラグビーの早慶、早明戦は必ず行った。卒業してもしばらくは通っていた。だから、紺碧の空や早稲田の栄光、早稲田の健児、ひかる青雲、精悍若き、人生劇場と覚えてしまった。あの日スタンドで声をからしてワセダと叫んでいたのは若き自分だった。校舎も新しくなり、安倍球場もなくなって、お店も変わっても早稲田はワセダ。
今日現象 [心象のスケッチ]
普通では見えないような縦にかかる虹がある。滝の流れを見ているとできるあれではない。僕にははっきりと丘の上からはるか遠く黒い雲の下に降り注ぐ雨にかかる虹を見た。じっと見つめながら手に知った水筒の水をぐっと飲んだ。足元には小さな栗の毬が転がり、風が湿気を連れてきた。雨の帯は少しずつ弱まりながらこっちへやってきた。地面に座って雨を待った、だけど雲は薄くなりやっとこさ丘に届いたがもう雨を降らすことなく、散り散りに消えていった。儚いな、そう呟いて腰をあげ塵を叩いて丘をおりた。
ゆりかごの中で [詩(うた)]
星空は命のゆりかご
夜空を飾るたくさんの星々たち
大き星から小さな星
青い星から黄色い星赤い星
若い星から年老いた星
そして暗黒星雲の中では星が生まれ
宇宙のどこかで生涯を終える
夜空の星の中にまぎれてたくさんの銀河があり
その銀河の中に星がある
宇宙はすべてのもののゆりかご
私たちとてその例外ではない
長短はあれどいつか消えゆく身なれば
大宇宙に抱かれている
夜空を飾るたくさんの星々たち
大き星から小さな星
青い星から黄色い星赤い星
若い星から年老いた星
そして暗黒星雲の中では星が生まれ
宇宙のどこかで生涯を終える
夜空の星の中にまぎれてたくさんの銀河があり
その銀河の中に星がある
宇宙はすべてのもののゆりかご
私たちとてその例外ではない
長短はあれどいつか消えゆく身なれば
大宇宙に抱かれている
集めて大成す [詩(うた)]
集めて大成す、それこそ集大成の本義。2010年2月9日以来だらだらと続けてきたこのブログもあとわずかで終わりにしようと思う。本当は60歳の誕生日でと思ったけれどキリがよくない、そう思ったので誕生月の終わりにしようと思う。何本の記事を書いただろうか、覚えていないので重複しているものたくさんあるだろう。旅の話と世捨て人、詩(うた)が多かったと思う。自分に対しての備忘録と思って続けてきた、私にとってすべてのものに対しての慈しみが支えだった。嫌われてもいいから自分を押し通すなんて勇気も力量もないから、すべての人に優しくできるように、誰も恨まず憎まず嫉まずを心に刻み付けた。若いころははねっかえりで無鉄砲、威張った奴や強くて偉いやつが大嫌いだった。今はもうそんなことを超えている、まるで一度死んだかのように悟りきっている。だけど、つまらないものを集めても大成しないな、それはちゃんとわかっている。私のごときは何も残せない、だけどそれはそれでいい、ちゃんとここまで生きてこれたから。
爪の線 [世捨て人]
右手の人差し指の爪の真ん中を黒い線が走っている。もう10年くらいたつだろうか、最初は細くて薄い線だったがだんだん太くはっきりしてきた。他の指にも黒い線はあるがこの線だけは爪の根元から続いている。この程度の濃さならメラノーマではないと思うが、皮膚の前がん症状は前にも経験がある。癌家系ではあるがメラノーマは遺伝的な影響は少ないだろうから。ヤバいのはここではなく、膵臓だろう。膵癌のCA19が厳しい、精密検査でどうなんだろう?糖尿病もあるから、可能性は高い。キングオブキャンサー、静かに結果を待つだけ。
愚かだね僕は [心象のスケッチ]
子供のころから夢見がち
いつかこの世から憎しみや悲しみを
一掃しようなんて考えていた
超人になって悪いやつらをぶっ飛ばして
心優しき独裁者になるなんて考えた
この世界を光で満たして
誰も悪意も妬みも恨みも持てない
そんな世界にしてやると思ってた
やがて夢は夢のまま
枝に残った木の実のように
干からびて枝から落ちた
愚かだね僕は
本当に愚かでね
救いようがないのは
干からびて落ちた夢を
まだポケットにしまい込んでいること
でも生きてきたコンパスの代わりが
干からびた木の実だったし
これからもずっと持っているだろう
いつかこの世から憎しみや悲しみを
一掃しようなんて考えていた
超人になって悪いやつらをぶっ飛ばして
心優しき独裁者になるなんて考えた
この世界を光で満たして
誰も悪意も妬みも恨みも持てない
そんな世界にしてやると思ってた
やがて夢は夢のまま
枝に残った木の実のように
干からびて枝から落ちた
愚かだね僕は
本当に愚かでね
救いようがないのは
干からびて落ちた夢を
まだポケットにしまい込んでいること
でも生きてきたコンパスの代わりが
干からびた木の実だったし
これからもずっと持っているだろう
定年にはなったけれど [弱音]
悠々自適なんて全くその影すらない。まだまだ働けと言わんばかりの世の中。病気もまだまだ完治までは程遠い。年金もないから働くしかないが頭は壊れているし、体力もない。昔のようにすいすいと泳げない。お金に余裕があるならもっと楽しく暮らすんだが、老後の貯えもない。賃金は半分以下になっても働く、それができないよ、仕事は変わらずに、それはないよ。といって他所に行って使えるほどの能力もない。先日IFASと日本基準の読み替えをやったが、なかなかわからない、新しい民法も細かいところがわからない、これじゃ使えないね。