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薄暮には [思い出]

文月になってこれから暑くなる時期、ただ夏至はもう過ぎているので火は短くなってゆく。それでも九州ではずいぶん遅くまで明るいので7時くらいでもまだ遊んでいられた。自転車で遠くの友達の家に行くのに18時くらいまでいてそれから帰っても大丈夫だった。お袋や親父からはいつまで安孫でいるかのと叱られた。真っ暗な道を家路につくと田んぼや井路でヘイケボタルの灯がふうわりふうわり飛んでいた。ゲンジボタルほど大きくはなく明かりも暗い、それほど水のきれいなところを好むわけでもない。家が田圃に近かったころはよく窓から入ってきたものだ。内陸部だったため昼は暑くでも夜は窓を開ければ涼しかった。蚊取り線香や蚊取りマットは必需品だったが。
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