もう一人の私 [心象のスケッチ]
いつも心の隅にいるもう一人の私、優しさぶり、男気ぶり、世渡り下手ぶり、それと正反対のの孤独で野性的な私。誰も知らない、秘密の私。彷徨える飢餓の魂を持ち、人間とはを問い続ける。魂の救いはどこにあるのか、悲しいくらいストイックな私。そして、そこから芽生えた病の木が私を覆いつくそうとした。必死で耐えていた私が、とうとう耐え切れず本性を現した日、その病はうつ病。心が乾ききって、水すら受けつけなくなったひび割れた大地のように、何もかも拒絶しようとする。もう、3年になるか、まだ3年なのか、いつか病の木が枯れて潤いの大地が帰ってくるのだろうか・・・、そんなことはたいしたことではないか、私は確かにまだ生きているのだから。今日をちゃんと、生きよう、そして明日を待とう、無為のように見えても、きっと何かがある明日を。
2011-07-06 09:00
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おれも、希望を失っていた時期がありました。
でも結局、生きるも地獄、死ぬも地獄。
死ぬことはいつでもできるから、生きてみようと思いました。
今は、生きていて良かったと思います。
by earth2021 (2011-07-11 09:35)