SSブログ

筑波嶺の [旅]

東京から見える山と言えば富士山だがスカイツリーのほうに目を凝らすと筑波山が見える。富士山とは勝負にならない低山だけど、ちゃんと百名山に名を連ねている。途中までバスで行ってケーブル、ロープウェイで行けばあっさり山頂までついてしまう。877mだが高いほうが女体山、低いほうが男体山、双耳峰にある男女神信仰の典型例だ。そして、崇徳院の百人一首で筑波嶺の峰よりおつる男女川こひぞ積もりて淵となりぬるで有名だ。ただ崇徳院は筑波山を訪れてはいないだろう、ただ万葉集に多く出てくる歌枕の地であり、崇徳院のうたのように枕詞のように使われていた。古代には秋の豊作を祝う歌垣がおこなわれ嬥歌(かがい)と呼ばれていて、男女の交流の場となっておいた。茨城の銘酒一人娘に嬥歌というのがあるがここからとっている。私も実は1度きりしか登っていない、下りにひざを痛めた辛い記憶しかない。しかも霞んでいて富士山どころか都心方面はよく見えなかった。また、いつか登ってやろうと思っている。
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。