誇り低き私 [心象のスケッチ]
ナショナリズムとは聞いているほうには気持ちがいい、ヒトラーのアーリア至上主義のような馬鹿げた理屈に驚喜した。遺伝子の多様性はあるものの人種は亜種のレベル以下であり優位性などあるわけがない。それでも、愛国心とか優越感とかに心を奪われる人は実は結構多いのではないか。心のある程度練れている人、世界を知っている人はその心地よい響きに惑わされないが、そうでなければ心酔ってしまうだろう。ポピュリズムも同様な傾向があって自分だけ良ければよいことを認容すると他人にはよくないことだと気づかないまたは目を背ける。この手の政治思想は麻薬みたいなものでどんどん深入りして気が付くと全体が破綻してしまっている。私は誇り低いからナショナリズムもポピュリズムも心が動かされない。