SSブログ

象徴の風景 [詩(うた)]

何も見えない闇に差し掛かった時
あなたは優しく僕の手を取ってくれた
これから行く場所が決して不毛の大地ではなく
果てし無く続き大海原でもない
優しいいい香りのする極楽のような土地だと
あなたが教えてくれた
決して運命を恐れぬこと
雨でも雪でも大嵐でもやまない日はない
それがすべての感官をうしなう時まで
ずっと続いているのだがら
僕はあなたの香りをこの世の思い出として
消えて行けるならそれでいい
それがいい
nice!(0)  コメント(0) 

忘れていた命日 [世捨て人]

4月4日は母の命日だった、そして4月8日は父の命日だった。20年ほど間があるが二人とも同じような頃に亡くなった、桜舞い散る穏やかな日だった。忙しさにかまけて忘れていた、ごめんなさい。こんな日さえ忘れてしまうほどになってしまったか、過ぎ去った日々のことはよく覚えているのに
。10年位前まで母の夢を見たが最近は見なくなった、頭の中で風化していくことを母はどう思うだろうか。二人とも亡くなる前に会うことができた、私のことすらよくわからない様子だったけれど。もう数年帰っていなかったが、墓掃除は兄弟皆でした、兄弟も長男は70をとうに過ぎ末っ子の私が今年で還暦だ。苔むす墓石のように時は確実に流れている。
nice!(0)  コメント(0) 

誇り低き私 [心象のスケッチ]

ナショナリズムとは聞いているほうには気持ちがいい、ヒトラーのアーリア至上主義のような馬鹿げた理屈に驚喜した。遺伝子の多様性はあるものの人種は亜種のレベル以下であり優位性などあるわけがない。それでも、愛国心とか優越感とかに心を奪われる人は実は結構多いのではないか。心のある程度練れている人、世界を知っている人はその心地よい響きに惑わされないが、そうでなければ心酔ってしまうだろう。ポピュリズムも同様な傾向があって自分だけ良ければよいことを認容すると他人にはよくないことだと気づかないまたは目を背ける。この手の政治思想は麻薬みたいなものでどんどん深入りして気が付くと全体が破綻してしまっている。私は誇り低いからナショナリズムもポピュリズムも心が動かされない。
nice!(0)  コメント(0) 

茨城県から栃木県 [旅]

関東鉄道から真岡鉄道へ乗り継ぐ小さな旅。以前もときわ路切符を使ってこの路線を乗った。両方とも運賃が結構高いのでフリー切符はありがたい。取手駅で入って左側の奥が関東鉄道常総線のりば、4両編成の気動車、途中の水海道まで行く。快速列車もあるがちょっと合わない。沿線は最初が住宅地途中から畑作地帯になる。つくばエクスプレスとの交差駅の守谷は毎回来るたびに町が成長している。水海道までは非電化複線だ、あんまり見たことがない。下館駅から真岡鉄道でSL目当ての観光客がいる、三セク路線だ。終点の茂木は何度か行っている、真岡にも降りたがその他はなかった、真岡駅はSLの形をした独特の駅舎だ。こちらは沿線に森林が多い、益子焼で有名な益子駅だが駅のすぐ近くにはないので徒歩15分くらいは歩かなければならない、以前笠間に行った時も歩いた記憶がある。川沿いにはやななんかもあるらしい。天矢場駅と茂木駅の間に道の駅がある、ここに臨時の駅ができないかなといつもおもう。終点の茂木有人駅でショップと軽食ができる。ツインリンク茂木まではまだバス20分かかる、神社の前を通り過ぎて茂木城まで歩いてくる、結構きついのぼりだが距離は大したことはない。木々が伐採されたので見晴らしはいい、ここで途中で買ったクリーム大福を食べた。なんだか眠くなるたびだった。
nice!(0)  コメント(0) 

体力急降下 [弱音]

体力が急激に落ちるときが2回あると言う、40歳と60歳だと思う。40歳の時、久しぶりに野球をやったら体に足が追い付かなった、四つん這いになった挙句ごろごろ転がった。骨折こそしなかったがそれは無様なものだった。そして、60前になってバッティングセンターでまず120kmのボールに当たらない、ピッチングマシンで球速計ったら80km台だった、しかも肩が抜けそうになった。これはもう、おじいさんの症状だなと思った。情けないのでしばらく塞ぎこんでしまった。若くはない、それはわかっているけれど。だんだん無理が効かなくなる、持病も増える。そうなると余計に家にこもる、老化のスパイラルに落ち込んでしまう。山登りは私の体幹では非常に危険、水泳は実は水に長く入っていると植皮のあとが痛くなる。要するに普通に歩くしかできない、また負荷をつけるために2リットルのペットボトル4本リュックに入れて歩くか。若々しい老人になるのは結構大変だ。
nice!(0)  コメント(0) 

余計なことだがE-TAX [世捨て人]

会社も自分もE-TAXを使っている。自分は所得が高いわけではなく医療費控除のために使っている。すでに個人の申告ではEーTAXが多数派になりつつあるようだ。企業でも多くなったが大企業では結局やることは同じなのであまりメリットはない。中小企業では連動している会計ソフトがあるし使う価値はあるのかもしれない。個人経営の方はめんどくさいのか税理士さんとの付き合いがあるのかまだまだ低いようだ。領収証や売上伝票を段ボールに放り込んで期末に税理士に丸投げすることは昔はよくあったが今でもあるのだろうか。売り上げはレジにデータがちゃんと残っているから仕入れとか経費とかがたくさんあってめんどくさいのだろう。そんな人は最近いなくなったと思うがレジがあるにもかかわらず使っていない(売り上げを一部抜くため)店があった。消費税が主な財源になっているのなら、ちゃんとしてほしいけれど。昔はおばちゃんがちゃんと帳簿につけていたのにな。
nice!(0)  コメント(0) 

たまに料理を作る [思い出]

独身時代はよくいろいろなものを作ったが結婚してから回数は減った。和食が主だが、やっぱり難しいのは出汁づくりでこれで成功か失敗かはほとんど決まる。いわゆる化学調味料で作ることも悪いとは思わない。だが、自分の懐かしい味の記憶があるからその時にはちゃんと出汁を取る。田舎ではいりこと干しシイタケが出汁の主役になる。鰹節や昆布はわき役でサバ節やあごだしのほうがまだ上位に来る。特に出汁の味しかない高野豆腐の含め煮やうどんはしっかりとる。ただうどんはサバ節やあごだし、昆布も使う。私の得意は郷土料理団子汁と里芋とシイタケ、牛蒡、レンコンを焚いた煮しめ。味付けが出汁の味を生かしたものと甘じょっぱく炊いたものの二種類作っていた。それ以外に風呂吹き大根やサツマイモを薄味でにつけたものタケノコの煮物、カレイやアジ、赤魚の煮つけ、かぼちゃの煮物やイワシの紀州煮など、あえ物は白和え、おひたしには芹やみつばなど山菜を使った。今日はこんにゃくと牛蒡のピリ辛炒めとサバのカレー炒めです。
nice!(0)  コメント(0) 

睡眠薬に依存しない [双極性障害Ⅱ]

睡眠薬が3種類手元にある。レンドルミン、ベンザリンは依存を形成しやすいベンゾジアゼピン系、そしてゾルビデムだがこいつは濫用されやすいので指定薬物、しかもこの三つは耐性ができやすい。といってもこれを変わりばんこに使えばいい、そんなわけでもない。取り敢えず使わないにこしたことはない、だが入眠障害と早朝覚醒は辛い。不眠対策はとにかく早く床につく、朝眠くても起きて朝日を浴びる、なんでもいいから疲れる。そして最後の手段として睡眠薬、効かないといっても但し決して増量しない。特にゾルビデム、マイスリーは増やして行くと効かない、寝ぼける、依存してしまう。安全ではなくてすぐに処方されるから気をつけて使おう。
nice!(0)  コメント(0) 

定年後の身の振り方 [弱音]

あと半年ほどでいったん定年になる、どういう形で会社に残るかあるいは子会社に出るかそれとも辞めるか、辞めたらまた働くのか働かないのかなど選択肢は広い。ただお金はないから65歳まではたいてくださいとと妻は言う。確かに退職金は2000万円くらいだし預金もあまりない。とはいえ会社に残っても給料は1/3になる。子会社の役員であれば2/3くらいまでカバーされる。私の経歴程度だと再就職もろくなものがないだろう。IPOするところの内部統制と内部監査の構築くらいなら可能だが資格を取っていない。また障碍者ネタでどこかへもぐりこむことも考えたがそれは売りにはならない、ここへきて八方塞だな。
nice!(0)  コメント(0) 

水と緑と風と [詩(うた)]

名も知れぬ山があった
無人駅で電車を降りて
農家が点々とする丘陵地帯を抜け
小さな川を何度かわたり
傾斜の急なセメント舗装の道を
翠の屋根の下登ってゆく
山側にはパイプから
じゃんじゃん冷たい水が溢れ
道の上まで覆い
沢蟹がゆっくりと横切ってゆく
道は細く砂利敷きになり
やがて木の根や土くれになった
木漏れ日がやっと届くほど森は深く
汗だくになりながら登ってゆく
尾根筋に出た時さあっと風が流れた
命が戻ってきたようだ
青い空白い雲緑の袖そしてせせらぎ
この一時間余りですべてに会えた
またくるよ

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。