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キノコもヒスイも中途半端 [世捨て人]

一応現状の趣味であるキノコもヒスイも中途半端なところにいる。キノコも最近は全くフィールドに出ることがない。勉強するにはお金もかかる、今持っている安い顕微鏡やルーペでは能力が足りない。同定するための薬品も買わなきゃいけない。食用になる奴はわかってきたので食う方に焦点当てるか?でも、間違えると怖いしな。一方でヒスイは本当に出会うのが偶然に期待しなくてはいけなくなった。捜査海岸を広げてみたが空振りが多い。糸魚川市内の押上海岸、ラベンダービーチ、親不知、市振、宮崎河岸に加えて大和川海岸、青海の西岸あたりをくまなく、姫川河原は行かない、大きいものがあっても持ち帰れないし。それにしてももう10年ほど集めているが(毎年4回くらい来ている)まだ十数個しかない。今年は海が静まる今頃が狙い時かな、休みとって行くか、糸魚川へ。
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誰が先に逝けと言った [心象のスケッチ]

今この時お前はここにいない
ここにいないのではない
この世界にいないのだ
大きな夕焼けも降りしきる桜も
もうお前は見ることはない
それでも私と一緒に見た
一面のレンゲソウ
青銀の揺れる麦の穂
たわわな柿の実と蔦の赤
白銀の田畑に点々と残る足跡
季節を通じて見つけたもの
私は忘れない
君の姿ごと閉じ込めて

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最後の灯 [詩(うた)]

駅から懸命に走ってきた
春の冷たい雨に濡れながら
涙か雨かはわからないほど
こんな日にどうして最後なの
滲んだ目に映る街の灯り
大事にしてきたものはなんだったの
握りしめた手の温もりが氷の棘になる
もし僕が生まれ変わったら
君はまだ傍に居てくれたかな
雨は風に揺れて僕を包んでいく
街の灯りは泣けと言っている
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不可逆的思考 [双極性障害Ⅱ]

思考がどんどんオーバースピードになって考える限界を超えてくると自分が良くわからない存在になる。別に躁状態が亢進しているわけでもないのだがまったく後戻りできなくなる。この時の自分のエネルギーは通常のTCAサイクルではなく、心のどこかの物質でもないものが融合しているのではないか、そんな気がする。誰が私を止めると言うことも無く、社会が許さないと言うことも無く、今は自分で自分をぶん回している。ダメだダメだと言われていてもどこかで本当の力を見せてやろうと、そしてそれは自分の力の示威行為だったとして、許してください。一度走り出すと破滅まで止まれません。

そうだった自分を少しでも御せるようになったこと、心療内科とリワークなんかで学んだこと。
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私を好きだった人もいた [思い出]

夏休みの補習の時に部室でいつもおしゃべりしていた
君はいつも一心不乱に漫画を読んでいた
そして時々こちらを見ているのがわかった
だけどだからどうと言うことも無く卒業を機に逢うことも無くなった
けれどある日一通の手紙が来て春に逢いたいと書いてあった
僕は懐かしさに挽かれて待ち合わせ場所の駅へ行った
そこには懐かしい後姿だけどすっかり垢抜けた君がいた
僕はなんとなく恥ずかしかったけれど昔通りの僕でいようとした
二人で高校時代によく行った喫茶店に行った
今の君の話と今の僕の話そして思い出話
笑いながら時は過ぎて行く
突然君が僕の目を見て言ったすきでしたと今でも好きですと
唐突な展開に言葉が詰まる僕
返事はいりませんそう言って君は笑った
僕は沢山の言葉を飲み込んだ
それが思い出の春です
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ゲンゲ草 [思い出]

田んぼの脇を白い煙はいて貨物列車が走りすぎる
昨日までまだ眠っていたゲンゲの花が
今日はふかふかの絨毯のようだよ
僕らはその中に寝そべって
ミツバチのマーチを聞いている
起き上がった君はゲンゲのピンクの首飾り
私は白ゲンゲの王冠を作った
そんな季節だったんだね
ゲンゲは消えてしまったけれど
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いつかどこかで [思い出]

あの頃の僕はつまらない人生を突き破りたくて
少し尖った切っ先で近くの人を傷つけた
それでもあなたはそんな僕に
優しいまなざしで光を投げてくれた
暗闇の引きずり込まれようとする僕は
本当は懸命に助けを呼んでいた
あなたの輝く手が差し伸べられたから
だから闇を振り払うことができた
けれどもなんのお礼もできないまま
時が流れて何もかもが記憶の世界になり
あなたの姿さえおぼろげになった
記憶の中で色あせて行くことに任せて
でもきっといつかどこかで
あの日の約束を忘れない
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あの日のあなたは [心象のスケッチ]

卒業式の日の暖かな午後
あなたは僕の手握ってくれた
切れ長の目からとめどなく落ちる
涙を拭いもせずに
どうしてこんなにも辛いのだろう
こうして逢っている事さえ
隠し通さなければいけないなんて
白い頬と流れ落ちる黒い髪
その香りに巻かれながら僕はキスした
あなたの美しさはあのまま心に映っている
ほんの一瞬に訪れた光と影
まだ17歳の僕
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あの人は海棠の花に似ている [思い出]

細い住宅街の塀の上から
海棠の花が覗いている
淡いピンクのちょっと下を向いて
まるでピンクのブラウスを着て
こちらを見て微笑むあの人にそっくりだ
綺麗な目に白い顔に薄桃色の頬と細い顎
白く細い腕に華奢でスラリと伸びた足
僕が見たあの人はいつも理想的で美しい
いくら時が流れても海棠の花を見れば思い出す


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こころ豊かに [心象のスケッチ]

仕事なんてしていなくて自然と向き合い生きていたら辛いことがあっても文句の言いようがないから、きっと心休まるんだろうな。実は人間と付き合うのが本当は凄くつらい。子供の時からそうだが一人が好きだった、だけどどうしても人と合わせないといけないから、一生懸命にしゃべっていた。社交的で明るいなんて言われていたけれど本当は内向的で暗い。しかも、無理をして人に合わせたり社交的にしているとどこかでドッカンと爆発してしまいそうになる。そんな私を知っているのは親だけだった、兄弟や妻すら知らない。会社の行事や自治会の集会、避難訓練、いやだけど輪番で幹事も回ってくる。それを進んでやっているように見せるのが見についた技術、いや悲しい性でしょうか。これも悲しいことが根底にあって、小学校の時に担任から徹底的に叩かれて、性格が悪いとか自分のことしか考えていない、なんて教室でね、だから少しずつ変えようとした訳です。だから、いつしか自分の心を豊かにできずに心を削って生きて行くことになってしまった。だから、どこかでこころに嘘はつかずに、でも本音の人には優しくで生きて行ける場所を探したい。
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