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最後の灯 [詩(うた)]

駅から懸命に走ってきた
春の冷たい雨に濡れながら
涙か雨かはわからないほど
こんな日にどうして最後なの
滲んだ目に映る街の灯り
大事にしてきたものはなんだったの
握りしめた手の温もりが氷の棘になる
もし僕が生まれ変わったら
君はまだ傍に居てくれたかな
雨は風に揺れて僕を包んでいく
街の灯りは泣けと言っている
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