私を好きだった人もいた [思い出]
夏休みの補習の時に部室でいつもおしゃべりしていた
君はいつも一心不乱に漫画を読んでいた
そして時々こちらを見ているのがわかった
だけどだからどうと言うことも無く卒業を機に逢うことも無くなった
けれどある日一通の手紙が来て春に逢いたいと書いてあった
僕は懐かしさに挽かれて待ち合わせ場所の駅へ行った
そこには懐かしい後姿だけどすっかり垢抜けた君がいた
僕はなんとなく恥ずかしかったけれど昔通りの僕でいようとした
二人で高校時代によく行った喫茶店に行った
今の君の話と今の僕の話そして思い出話
笑いながら時は過ぎて行く
突然君が僕の目を見て言ったすきでしたと今でも好きですと
唐突な展開に言葉が詰まる僕
返事はいりませんそう言って君は笑った
僕は沢山の言葉を飲み込んだ
それが思い出の春です
君はいつも一心不乱に漫画を読んでいた
そして時々こちらを見ているのがわかった
だけどだからどうと言うことも無く卒業を機に逢うことも無くなった
けれどある日一通の手紙が来て春に逢いたいと書いてあった
僕は懐かしさに挽かれて待ち合わせ場所の駅へ行った
そこには懐かしい後姿だけどすっかり垢抜けた君がいた
僕はなんとなく恥ずかしかったけれど昔通りの僕でいようとした
二人で高校時代によく行った喫茶店に行った
今の君の話と今の僕の話そして思い出話
笑いながら時は過ぎて行く
突然君が僕の目を見て言ったすきでしたと今でも好きですと
唐突な展開に言葉が詰まる僕
返事はいりませんそう言って君は笑った
僕は沢山の言葉を飲み込んだ
それが思い出の春です