SSブログ

母の誕生日 [心象のスケッチ]

今日は母の誕生日、母が亡くなってどれくらいになるだろう。墓参りもしばらく行っていない、不思議なもので母の思い出は年ごとに薄くなるのではなく、その声や笑顔がまるで昨日あったことのように思い出される。めんどくさがりの私はいろいろ細かいことを言われるとすぐ邪険に扱った。それでも母からの荷物には昔たった一度おいしいと言ったさんまの缶詰が必ず入っていた。私がたった一度言ったことでも母はよく覚えていた。それだけ私のことを気にかけてくれていた。小さくて少しポーっとしてでも頑張り屋でひょうきんで子供たちが大好きで一生懸命子育てをした。何にもしてあげられなかったけれど今ここに私が生きていることが精一杯の親孝行だと信じている。
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。