雇用延長の悲惨

私の部署には雇用延長者が２人いる。雇用延長と言えば賃金ダウンがつきものだがこの会社の場合は本給が3割５分まで下がる。それに雇用継続給付金の15％がプラスされ現役時の50％になる。それにしても厳しい、そして在職厚生年金が出るとその分も下がる。会社が損をしないようになっている、仕事はあまり変わらない人も多い。中には金額分しかしないとしてふててしまう人もいる。今年か60歳を超えた人は65歳を超えないと年金が出ないのでさらに厳しい。私たちが組合幹部だったころ60歳定年制が導入されたのだがそれまで55歳を超えると賃金が3割ダウンだったのを賃金カーブの是正を行った。同じことをしなければいけない時期に来ているのかもしれない。私たちの時には48歳から55歳までの賃金を引き下げて55歳以上の是正の原資にした（最終的な賃金の総額はプラスになるように設計した）。今は誰も手を付けようとしない、労を惜しんではいられないはずなのに。