文月印象派

少し汗ばんできたかな
白いスカートが揺れている
いたずらな風が帽子をさらって
上げた腕の細さ白さに目がとまった
きれいだよ本当にきれいだよ
木漏れ日なんかより輝いている
どうしたわけだろう何だが止まらない
どうしてだろう
君はなぜ僕を選んだの
誰が見たっておかしいよ
僕が考えたっておかしいよ
こんな筋違いのプレゼントは
光のベールに包まれて僕を胸にある
幸せだった日々は
追憶を温もりとやさしさでコーテイングしてできている