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ここから何が生まれた [思い出]

小さな村の小さな駅
いつものようにたった2両の列車が来て
学生たちがさざめいて吸い込まれる
朝のひと時が過ぎれば
乗る人も降りる人もない
陽だまりのホームを野良猫が歩いてた
僕はこうして上り列車で通った
君は少し前の下り列車に乗っていた
桜舞うホームで手を繋いで
小雪舞う日の列車で故郷を後にした
ここで生まれたものがここで消えた

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