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あの日の青い空 [心象のスケッチ]

若い人が亡くなるのはやるせない、それがたとえば医療の進歩で従来はもっと早くなくなっていたはずの人でも。遺伝子異常による先天性の疾病や発育不良によるものなどいろいろある、ここまで育てた親の苦労と愛情計るにつらい。私の場合そんな病気でもなければ障害はあるが後で勝手になったもの。人の死はやるせなく誰のせいにもできないもの。原因が何であれもうその時点で終わっているしとても理不尽に思えてくる。愛する者との別れはまるで宇宙に一人放り出されたような虚脱と不安とに苛まれるのだ。生きてゆくにはそれを超えて行かねばならないのにその力すら奪い取られる。
遠くへ行ってしまった人よ、あの時君が言おうとしてやめた言葉は、そして病室の窓の空を見上げてついたため息は、何だったか。白い頬を伝った涙は・・・

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