日本海を北上

新幹線で新潟へ出てそこから各停で北上する。こんな冬にそんな暇人はなかなかいないだろう。だけど、笹川流れに寄せる白波と吹き付ける雪に北へ向かう気持ちが否が応でも高まる。鶴岡でおりて駅前の温泉のあるホテルに泊まり、夜は町中のすし屋で寿司と酒をいただく。藤沢周平のふるさと、さすがいいものがある。出羽三山へ行くルートはさすがにむつかしいので明日はさらに北上する、余目から新圧や鳴子も定番だがいったん酒田に出て寄り道をして、雪見船は我慢して新圧から肘折温泉へ向かう、豪雪地帯だとわかっていてもすごい。共同浴場の近くの小旅館に荷を下ろして風呂へ。ここは肘折カルデラの真ん中、湯量が多くて熱い。夜は降りしきる雪を眺めながら部屋で一杯、あとは寝るだけ。