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きっとそうだった [詩(うた)]

牧草地に雲の影を映して
光あふれる季節が来たと
子供たちが遊んでいる
牛たちは草を食みながら
時折顔を上げて子供たちを見ている
草っ原を転がれば
草の匂いに包まれる
あれはまた十歳にもならないころ
風も光も空も木もみんな私の友達で
どれにだって染まりそうだった
きっとみんなが私でわたしがみんなで
溶け合っていた時間だった
きっとそうだったと思います
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