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やっぱり私を知りませんね [詩(うた)]

もう夢を語れる歳ではない
そんなもの元々ありはしない
二度も三度も転んでは起きた
大きく道を外れたこともある
小さな悪を行う勇気もない
小さな善を施す余裕もない
雨に打たれれば涙を流してごまかし
風に吹かれれば顔を隠してごまかす
重い荷物は捨てきれず
野辺に咲く花に目を留めて
拳の中に空虚を詰めて
まだまだ歩き続けます

今まで生きていることを隠してきました
隅っこで何かを抱きしめて
多分これからも変わらないと思います
誰か私を知りませんか
やっぱり誰も知りませんでした

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