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夕暮れ逆上がり [思い出]

まだ夏休みが終わっていないのに、学校へ行って誰もいない鉄棒にぶら下がっていた。逆上がりをしたら日暮れの空が見えて黄昏の街に変わった。誰も僕のことが好きじゃない、やっぱり嫌われていると思いながら繰り返していたら涙が出て額を伝って落ちた。時間が過ぎても変わらない、私の悲しみの根元が枯渇する事はない。私は永遠に逆上がりを続けている。
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