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俳句は難しい? [心象のスケッチ]

俳句といえばとして思いつくままに書いてみる。

柿食わば鐘が鳴るなり法隆寺(子規)
白露の無分別なる置き所((千代女)
初時雨猿も小蓑を欲しげなり(芭蕉)
ハマグリの二見にわかれゆく秋ぞ(芭蕉)
象潟や雨に西施がねぶの花(芭蕉)
飲み虱馬の尿する枕元(芭蕉)
梅が香にのっと日の出る山路かな(芭蕉)
名月をとってくれろと泣く子かな(蕪村)
菜の花や月は東に日は西に(蕪村)
累とは八重撫子名前なり(曽良)
無残やな兜の下のきりぎりす(芭蕉)
一ツ家に遊女も寝たり秋の月(芭蕉)
草の戸も住み変わるよぞひなの家(芭蕉)
古池や蛙飛び込む水の音(芭蕉)
笈も太刀も五月に飾れ紙幟(芭蕉)
涼風の曲がりくねって来たりけり(一茶)
降る雪や明治は遠くなりにけり(草田男)
海に出て木枯らし帰るところなし(誓子)
こだまして山ほととぎすはしいまま(久女)
あらたうと青葉若葉の陽の光(芭蕉)
旅に病んで夢は枯野を駆け巡る(芭蕉)
易水に根深流れる寒さかな(蕪村)
とんぼ釣り今日はどこまで行ったやら(久女)
春雨や喰われ残りの鴨が鳴く(一茶)
これがまあ終の棲家か雪五尺(一茶)
畑打ちや法三章の札のもと(蕪村)
大の字に寝て涼しさよ寂しさよ(一茶)

分け入っても分け入っても青い山(山頭火)
入れ物がない両手で受ける(放哉)
自分が通っただけの冬ざれの石橋(放哉)
咳をしても一人(放哉)

句集など読んだことはあまりない。紀行文としての奥の細道は読んだことがある程度。ちゃんとやろうと思うと先生に付いたり句会に通ったりしなければいけないのだろうか。歳時記を買ったりしてみたことはあったが結局何もしなかった。17文字にすべてを込めてなおかつ余韻も残さなければいけない。蕉風の寂 (さび) ・撓 (しお) り・細み・軽み、付合 (つけあい) には、移り・響き・匂 などがわかるまでは到底無理だな。幽玄でさえ未踏の極地だし。
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