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トビウオは今も見ているだろうか [詩(うた)]

川崎からの南回りの航路で
することのないからデッキに登り
沈む夕日を見つめていた
キチキチと音を立てて
水面がキラキラさせて
跳ねているのはトビウオ
追いかける時間から跳んで
私は逃げおうせたか
ほんの二日間だけの空っぽの時
陸が見えればまた動き始める時計に
おののいています


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