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さびしいのか [弱音]

雲が垂れ下がって霧と区別がつかない
杉の木はまっすぐに立ってこっちを見ている
つる草が鉄塔を這い登り
いったいこんな誰もいない山道で
私は何をしようとしているのだ
花の季節でもない
実りもあるわけでもない
ましてや美しい紅葉すらかけらもない
こんな梅雨の夕暮れに
私はどうしてここに来たのか
自分だってわからない
汗びっしょりになりながら
ここまで来たのにはきっと理由があるはずだ
わからないわかろうとしない
ただただ寂しいのだそれだけだ
空は変に桃色だ
私は混ざり合った心の隙間にいる
そうそれだけ
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梅雨でも清流を維持できる [心象のスケッチ]

梅雨のこの季節でも清流を維持できる川がある。それは豊富な湧水量と流域に土壌が露出するような場所がないことが条件。さらに長大ではないこと、銚子川や柿田川などが当てはまる。あの奥入瀬や四万十だって梅雨には大きく濁る。ただ人間の場合は白河の清き流れに・・・という狂歌通り、また星団く併せ飲むとも言う通り、小人物になってしまう。川は清冽なほど人間を癒し浄化する。私は橋を通るときつい下を眺める癖がある、水はきれいか魚はいるかを見るために。そんな時澄んだ水底に魚影をみると追いかけたくなる。こんな梅雨空の時でさえ。
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