今と昔、どっちがいいか3

今と昔で今のほうが退化しているものがある、それは地方の衰退だろう。シャッター通りなどはまだよい、せっかく高いお金で整備した農道がひび割れて竹が生えてきている、休耕田はカヤトではなく森になりつつある。そして放置された果樹園には猿が戯れ、イノシシが掘った穴がたくさんある。国道にはシカが堂々とわたっている。なぜかキツネやタヌキ、モモンガ、リス、フクロウなどは見なくなった。わずかに残った人々は田畑に電流の流れる網を張って肩をすぼめて生きている。
これでいいのかな。一方で都会ではジビエが流行り女性漁師も増えたという。私の友人も田舎で漁をやっているが害獣駆除が専門で昔は雉ややまどり、タヌキ、イノシシが主だったが今はシカが多いという。いま田舎にいる子供たちは私の時より環境がワイルドだが、今は禁止されている罠かけなど知りもしないのだろう。