SSブログ

今と昔、どっちがいいか2 [世捨て人]

今の人は今を楽しんでいるとしたらそれはそれでいいのかもしれないが、小さな心の犯罪は今のほうが多い気がする。慮ることが悪とされる、忖度とは違うもの、自分の得になりそうな人には気を遣うがそうでない人には使わない。行動の条件が損得になってしまうとそれはつまらない人間になってしまう。斗升の人という言葉があるが、本当に升で計れる程度の人、すなわち器が小さい。江戸っ子のやせ我慢もいなせだねと言えた時代だった。人を測るのに学校や氏素性も言ってはいたが、それほどではなく、ママ友辺りが語る怨嗟と軽蔑、階級意識とは違っていた。私は多動性障害のようだったらしく、先生や近所の人にはそうとう叩かれた。先生を本気で殴ろうとか思っていたが、仲の良い友達がやめとけと、人なんか殴ったって傷つけたって自分が嫌な思いをするだけ、嫌な人のために嫌な思いするのはアホらしいよって。引きこもりになりそうだったのを助けてくれたのは友達だった。今の子はどうなんだろうか、多動性障害と言う病気がはっきりしたからそれによってその子向きの生き方や教育が受けられるようになってよかった。けれど、昔のように普通の人に紛れて特別に何もされず、大人になって普通に暮らしている人もたくさんいるだろう。症状や心の状態、物の考え方も一通りではない。医学は確実に進歩しているけれど、治療って難しい、特に心は。
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。