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夏が来るよ、襟元の風から [詩(うた)]

髪をあげた襟もとの白さが夕闇に浮かんでる
うちわを持つ手がなよなよとこっちこっちと呼ぶ声に
少し恥ずかしそうに駆け寄る
まだ明るさの残る祭り場では
おはやしの音と子供たちのざわめき
二人で眺めてた
今年の夏が最後だとあなたを呼び出して
汗ばんだ手を握り締めた
デートなんてまともしたことはなかった
誰にも知られたくなった
それでもあなたの美しさを少し自慢したかった
ごめんねあなたは先生

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