暑いなあ [思い出]
この時期には田舎でももう水遊びの最盛期だった。夏休みが始まるとすぐに午後一時から川が解禁になる。浮き輪や網とかヤスをもって川岸に集まる、そこで準備体操をして川に入る。小さい子らは水浴びだが中学生は魚とりが主流になる。私も手製のヤスをもって河にいった、私のヤスは刃先は市販のものだが柄は傘の心棒で先は刃先を入れて叩いてつぶしてある。タイヤのチューブを切って柄に巻き付けてこの反動でヤスを飛ばす。返しがあるので危険だがアユだろうがフナだろうがカマツカだろうが百発九十中くらい逃さない。小さい子がいるところではできないのでやや深めのところで漁をする。一度だけおぼれそうになった、川の中の穴に落ちてびっくりしてパニックになった。兄に助けてもらったが、その時の会話が「お前おごぎうまいのう」、「ちがうわい、おぼれちょんじゃ」なんともしまらない話です。今は故郷の川で魚とりをする子はいません、川自体がコンクリートの護岸でおおわれてしまいました。もともと暴れ川で橋や鉄道や道路を何度も流していましたから。でもさびしい話です。
2021-07-30 07:00
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