風来坊 [詩(うた)]
ひゅーひゅーと吹きさらしの北総台地を
埃を巻き上げ奴が飛ぶ
種まき農夫は手拭いを首に巻き
自転車少女は額を出して
思い通りに奴が飛ぶ
洗濯ものも真っ黒だ
口の中もザリザリだ
太陽まで黄色く染まり
川面だって茶色の幕
ニュータウン鉄道の改札に入り込み
電車の窓まで茶色くなった
これ以上掃除をするのはまっぴらだ
疾く疾く行けよ風来坊
埃を巻き上げ奴が飛ぶ
種まき農夫は手拭いを首に巻き
自転車少女は額を出して
思い通りに奴が飛ぶ
洗濯ものも真っ黒だ
口の中もザリザリだ
太陽まで黄色く染まり
川面だって茶色の幕
ニュータウン鉄道の改札に入り込み
電車の窓まで茶色くなった
これ以上掃除をするのはまっぴらだ
疾く疾く行けよ風来坊
2021-03-23 08:00
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